人生で初めてのことだったのですが言語聴覚士の方とのセッションの機会がありました。
自分の声が数値化されて機械的に分析されるという、科学コンプの私にはワクワクする体験です。
ちなみにここまでの人生ではずっと文系でやってきていて、自分にないものに対する憧れなのか「数値化できるもの」「機械的に可視化できるもの」「白黒はっきりつけられるもの」を好む傾向があります。
国語のテストで「主人公の気持ちを答えなさい」などと問われると「そんなの本人にしかわかるわけないじゃん」と思っていた子どもでした。
答えは一つじゃないだろう。または書いた人に聞いてほしい笑
それに比べたら数字で割り切れて答えはこれ!というふうに出てくる理系は、わかりやすくて良い。
話が逸れました。
分析の結果、私の声は割と珍しい声だそうです。
倍音が多いよね、とはエンジニアさんなどに言われていたのですが、ふんわりと自覚しているだけだったのでグラフで見せられる新鮮さよ。
同時にいくつかの音程が鳴っている、いわゆるノイズと呼ばれる倍音が多く出ているとのことで、こういうタイプは「非整数次倍音」と言うのだと知りました。
私の声は中高音から上はあまり倍音を感じず(出てはいる)中低音から下は倍音がかなり多いという特性があるようです。
調べてみると非整数次倍音には話したことが重要なことのように聞こえたりする特徴があると言われています。
本当か?
今度から「あなた、私のライブに来るときっと良いことがありますよ」とか深刻そうな顔をして言ってみようか。
常々言っていますが私の声は好き嫌いが分かれる声だと思います。
良い声と言ってくださる方もいらっしゃいますが、少なくとも万人受けはしないと思っています(ついでに言うといかにもな感じで「上手そうに歌う」のも好きではないので数多くの支持を得られにくいと自己分析)。
万人受けしないのは性格もか笑
技術は努力で何とかできますが持って生まれた声質は変えられないので、今後もよく研究して自分の声をより良く使えるように考えていきたいと思います。
その結果、録音物でもライブでも聴いてくださる方に心地好い時間を過ごしていただければうれしいです。
それにしても言語聴覚士のセッションって希望したらいつでもやってくれるのでしょうか。
体調によっても日々声は違うので、毎日分析して比べてみたい。
そして毎日のグラフを並べて体調や天候との関連を調べてみたい。
やっぱり私ヲタク気質だな。