今日はとあるレコーディングの仮ミックスが上がってきたのでその音源を聴いていました。
自分の歌を客観的に聴かねばならない時がありますが毎回冷や汗モノです。
今日も手に汗握ってじっくり聴きました。
ライブの時に毎回録音している方が少なからずいらっしゃいますが、私はほとんど録音しません。ライブは瞬発力の連続だと思っていて、終わってしまうとあまり執着がなくなってしまうみたいなのです。
とはいえ自分の提供するものの品質はシビアにチェックすることはプロとして当たり前だと思います。それでも最低限しか聴き返すことができません。
本番中はあまり細かい記憶がないのです。瞬間的には「今1番なのに2番の歌詞歌っちゃった」とか「次のフレーズで狙ったトーン出そうにないからプランB出すよ」とか考えているのですが、舞台を降りてしまうともう記憶がない。
後から聴き返すと「MCで変なこと言ってる…」とか「こんな風に歌ってたの?」とか気になることだらけでメンタル削られます。
そして歌手をやっているのにおかしいかもしれませんが、歌に対していまだに憧れがあって、それに基づいて描かれる理想に届いていないことに必要以上にがっかりしてしまうのだと思います。
このように毎回ひやひやしたりどきどきしたり、ものすごく緊張しながらライブ音源を聴いています。
で、今日のレコーディング音源チェック業務。
レコーディングの時はライブとは精神状態がまったく違うので冷静にシビアに聴くことができるはずなのに、今回のは録音時の緊張感がリアルに蘇ってきて、ヘッドホンで聴きながら変な汗が出ました。
でも悪くないぞ。そしてもっと良くなりそう。
こうなると完成が待ち遠しいです。早く皆さんにお知らせしたい!