人前に出る仕事をしているくせに撮影がとても苦手です。写真でも動画でも。
そういうわけで、やると言っておきながらなかなかできないインスタライブ…。
ライブだと1000人の前でも平気だけどインスタライブだとなぜか非常に緊張します。
しかし意を決して昨夜はやりました。これで3回目か4回目かな。
今後、段階的に自粛が解かれていくと思うのですが、公演をやる場合はこんな条件付きでならどうだろうというガイドラインが全国公立文化施設協会から出されました。
その中に「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求める」という一文があって、私はこれを真面目に考えました。
もちろん表現上困難ですよ、マスクしてたら歌いにくいもの。
まず呼吸がしづらい、これ致命的。
けれどお客様の中には気になるという方がいるかもしれません。
完璧には無理だとしてもできる限りの対策をすれば足を運んでくださるというのであれば、これを前向きに考えてみよう。
そう思ったら、ちょっとやってみたいことが出てきました。
それが昨夜インスタライブでやった、マスクをつけての歌唱実験。
いろいろなタイプのマスクを7つ用意して、それらをつけて歌うとどうなるのか、歌いやすさの比較をしました。
不織布マスク、 布マスク(素材違い数種)、PITTA、なんちゃってPITTA、就寝用マスク。
視聴者の方によれば一番違和感なく聴こえたのがPITTA(しかも使い込んで何度も洗ったやつ)、次が就寝用マスク、という結果でした。
PITTAはそもそも不織布と比べて呼吸もしやすいです。フィルターの性能としては疑問だけど笑 それと立体なので口元に密着しません。
就寝用マスクはその用途からゆるめのつくりなのでこれも口元は割とフリー。
加えて歌う時には顔の筋肉が思った以上に動いています。もちろん顎も。
というわけで、マスクで覆われている部分の可動域が十分確保できるものが良いという結論になりました。
もし今後、舞台上でマスクをつけないと歌ってはいけないことになるとしたら、私はよく洗ったPITTAをつけて歌うことにします!
今日現在はね。今後もっと良いものが出てきたら当然それを採用します。
(肌が弱くてすぐかぶれるので不織布マスクは苦手です。PITTAも実はひやひやしながらつけています。まず摩擦による刺激に弱いのと、当然ついているであろう化学物質にやられて顔が赤くなったり湿疹が出たりするという面倒くさい身体です笑)
今度はフェイスガードで歌うのをやってみたいと思いますが、あれはビジュアルの全体像に大きく影響するから、衣装に知恵が必要になりそうです。
余談ですがなんちゃってPITTAは形やパッケージこそ本家に似せようとしていますが「小学生でももうちょっとマシに切るだろう」というようなカッティングが為され、水着のような生地でやけに厚くできています。似て非なるもの。
そしてエントリー7つの中で最も暑かったので、舞台には不向きです。
早く実験して良かったわ。
いずれにせよインスタライブのハードルは高い。修行は続きます。